WRカー | 【わーるどらりー・かー/WR Car】

97年からWRCに導入されたカテゴリーで、現在のWRCの中心的な存在。ワールドラリーカー。

連続する12ヶ月間で2万5000台以上生産された2WDの車両をベースとし、エンジンの載せ変えとターボ装着、駆動方式の4WD化など大幅な改造が認められる。

90年代全盛を誇った日本車に対して大きく戦闘力を失った、欧州メーカー救済策とも言われている。(販売戦略上、市販車の段階で4WDやターボを搭載できないメーカーが多かった)。
当初は既存のグループAカーに応急的ともいえる措置を取って対応するチームが多かったが、次第にWRカー専用開発のマシンが登場するなど、強靭な戦闘力を持ったマシンが数多く誕生。

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▲トヨタ・メガウェブ展示より。初期のWRカー、トヨタ・カローラWRC

レギュレーションそのものによってマシン性能の平均化が図られたことから、大小さまざまな世界各国の自動車メーカーが参戦することとなったが、結果的にかつてのグループBカーほどではないにしろ、「ラリースペシャル化」を助長することになってしまい、マシン製作費の高騰が問題となってきた。

それに追い打ちをかけたのは2008年・アメリカで起こったリーマンショックの影響を大きく受けたスバル/スズキという日本メーカーの撤退。この前後、プジョーやフォードなどもプライベーターに対するサプライ参戦体制に切り替えるなど大幅に参戦メーカーが減少したことから、2012年に入り2Lターボ車から1.6Lターボを軸とする新WRカー規定に移行した。

これによりコストが抑えられたことで、2014年現在はフォルクスワーゲンやシトロエンなどを中心に2003年シーズン途中で突如撤退したヒュンダイが再び参戦するなど盛り返しを見せている。

なお、規定上はWRカーもグループAに含まれる。

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▲東京モーターショー2013より 新世代WRカー・VWポロWRC

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2014年8月23日