TOYOTA CUSCO 86

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実車解説

スポーツカーが冬の時代を迎えていた2012年、トヨタが満を持して市場に投入したFRスポーツ「86」。

国内トップカテゴリであるJN-4クラスや、低排気量のJN-1/2クラスでは徐々にベース車の世代交代が進んでいたものの、 ミドルクラスであるJN-3クラスは未だ10年以上前に発売された車種のエントリが多くを占めていた全日本ラリー選手権。 まさに「取り残された」カテゴリであるJN-3の条件に合致する86は、多くの自動車ファンのみならず、 国内ラリーストたちにおいても待望の一台だったと言えよう。
トヨタ・GAZOO RACINGからの直接的バックアップも受けていたLUCKチーム(愛知県)から開幕参戦した86だが、 発売前からサードパーティに設計図が公開され早い段階でパーツが充実したこともあり、新規参戦チームも含めて他チームもシーズン途中から追随。

「CUSCO」ブランドでおなじみのキャロッセからもマッドドッグこと三好秀昌のドライブで参戦が決定、 第3戦「がんばろう!MSCC福島ラリー2012」でデビューを迎えた。

86勢はこれまでエントリしていたインテグラやレビン、2011年に登場したプロトン勢と並ぶ一大勢力となり、JN-3は混戦模様に。
ターマックではFF車の軽快さについていけないシーンも見られたが、やはりベースが社を挙げて開発された最新マシン、まず“壊れない”ことが強み。 メカトラブルに見舞われたライバルを尻目にポイント係数の高いグラベルステージを確実に完走することで着実にポイントを重ねたCUSCO86は 途中参戦にもかからわず、初年度を2位で終える。

シーズン途中からはイメージキャラクター「高崎くす子」をボンネットにあしらい、メロンブックスチームとの「痛車対決」でも話題を呼んだ。
最終戦新城ラリーではその痛ラリーカーのパイオニア、メロンブックス・インテグラに破れたものの、最後までチャンピオンを争う名勝負を演じてみせた。

作品解説

当サイト、なんと3年ぶりとなる(!)公開作品は、全日本ラリー選手権参戦の最新マシンです。(本業の合間を縫っておよそ一週間で完成。)

実車が長期にわたる納車待ちで話題を呼ぶ中、5月の静岡ホビーショーで発表されたタミヤ/アオシマの模型キットも久々の「大型」新作キットとなりました。
今回は先に発売されたタミヤで製作を考えていましたが、パーツ構成上容易にバリエーションが効くアオシマをベースに製作。カスタム版のホイールが比較的ターマックステージで使用されたものに似ていた、というのが大きな理由ですが…。

内装も一応ジャンクパーツを使うなどしてそれらしく仕上げていますが、あくまで雰囲気です。取材車両(LUCK86)が銀色のインテリアだったため内装がシルバーになっていますが、クスコチームの86はインテリアも白が正解のようです。
シートベルトはTAKATAのグリーン。ミラーはキットのものをベースに削り込んでそれらしくしていますが、本当はステーも針金状になったレーシングタイプが正解です。

デカールはこの改造にあたり自作したもの。もちろんMDプリンタが活躍してくれていますが、いかんせんドライバがもう使えないんですね…WinsowsVistaのXPモードで無理矢理動かしていたのですが3年の間にOSをWin7に入れ替えたら我が家のHomePremiumにはXPモードが入っていない!

…展示会直前で非常に焦りましたが、それは力技でなんとか回避。(もう一台のVistaマシンを利用し、PDFデータで印刷出力)

赤/銀のラインは塗装による塗り分けです。デビュー時の印象は正直「ダサい」だったのですが、シンプルなカラーリングな分模型にすると映えるようですっかり気に入ってしまいました。くす子が追加になったことで寂しさが消えたせいでもあるかなと。

アオシマのキットは細かいバリエーション展開が利くのでラリーカーへの改造にもってこい、ではあったんですが…ロットの問題なのかなんなのか、金型の精度がこれまでのアオシマと比べると圧倒的に悪く、前/後のウインドウパーツがすんなりおさまりません(ランナーそのもののつっぱりで歪んだ?)。
その他にもいくつか難点は感じましたが完成してみるとタミヤの鋭いイメージに対してやさしい表情がよく出た好キットであると言えます。プロポーションも良いです。
そのうちライバル(年間チャンピオン)のメロンブックスインテグラと並べたいですね…せっかくなので…

展示会出品歴

2012年11月 オートモデラーの集いIN名古屋
2013年5月 第24回モデラーズクラブ合同展
2013年7月 第10回柏崎模型展

2012年11月25日 | カテゴリー : ,

HONDA CITY [Melonbooks CITY]

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実車解説

2007年度全日本ラリー選手権で、第3戦以降すべてのラリーでクラス優勝を飾り、JN-1クラス・シリーズ2位という活躍を見せた新進気鋭のドライバー、廣瀬康宏選手が自らの手で製作したマシン。
大阪を拠点とするファクトリー「CATS」より出走していたが、2008年シーズンは”メロンナビ”ことコ・ドライバー中村信博選手の発案でアニメグッズ・同人誌ショップの代名詞、『メロンブックス』のスポンサードを得たことからボディに同社のイメージキャラクター・メロンちゃんがあしらわれた。

このことが「痛車がラリーを走る」として各種雑誌・メディア等で話題を呼び、「メロン号」の愛称とともに、ラリー界・アニメオタク界ともに一大センセーションを巻き起こした。
話題性も実力も兼ねそろえたスーパーマシン、「メロン号」は2008年シーズン、第1戦唐津でいきなりクラス優勝を飾ると、続く第2戦久万高原ラリー、第3戦京都南丹ラリーでも優勝をモノにして3連勝。その名をラリーファンだけでなく多くのアニメファンにも広く知らしめたのである。

作品解説

日本のラリー界をある意味で変えた「メロン号」です。

いわゆる「プラモオタク」、「ラリーオタク」と言える私ですが、所謂「アニヲタ」でもありまして(メロンナビこと中村選手のお言葉を借りるなればまさに「三重苦」!)このメロン号は製作するべくして製作した、と言っても過言ではない作品です。

アオシマが前年末から「痛車シリーズ」を発表するなど、これまでマイナーな存在であった痛車、萌車の類が模型界でも話題になった2008年。やはり市販のキットでは真に痛車を製作できることはできない、「自作デカールで再現してこそナンボじゃ!」と、常人には到底理解されないであろう情熱を持って挑みました。(笑)

GA2シティのキットは発売されていませんので、タミヤから発売されていたGG前期型スナップロックキットをベースに、エポキシパテで整形しています。
トールボーイとして大人気を博した先代の後を受けて、実車・模型ともに満を持して登場した商品でしたが、「ワイド&ロー」スタイルへの大転換が受け入れられず、どちらも不振を極めたせいか、とうとうタミヤから後期型がリリースされることはありませんでした。(先代はカブリオレからターボまでフルラインでした…)

しかし、資料を比較してみますと、表情はもちろん意外と変更点が多く、とても全てを再現している余裕がありませんでしたので、形状処理はフロントフェイスの成形とボンネットの処理、サンルーフの穴埋め、リアバンパーの修正、テールランプなどの小変更に留めています。(よって正確には「なんちゃってメロン号」)

後期型になってよりワイドさを演出させる意匠に変更されたフロントグリルはこの作品のもっとも印象に残る部分であり再現の難しかった点ですが、エンブレムごとデカールを自作することによって再現しています。

内装もラリー車にするに当たって、バスタブのリアシートを撤去。断面からジャンクパーツと組み合わせてそれらしく製作したものに、ロールゲージやバケットシート、ラリコンといった部品を組み合わせました。

そして最も欠かせないマーキングは当時メロンちゃんの素材がなかったので、写真を元に新たに自分でペンタブを用いて描き起こしています。
今後はメロンちゃんフィギュアを自作し、作品の横にちょこんと座らせてみたいなぁ・・・なんて野望を抱いております。ふっふっふ・・・。

終わりになりますが、ブログで製作過程を紹介中、詳細な資料を送って頂いた青猫さん、それから当サイトを紹介いただいたご本家ブログ(!)、メロン号東奔西走を運営しているメロンナビ様にも感謝申し上げます。

展示会出品歴

2008年11月 横浜ホビーフォーラム2008
2008年11月 第17回オートモデラーの集いin名古屋
2009年5月 第20回モデラーズクラブ合同展

2008年10月12日 | カテゴリー : ,