CITROEN C4 WRC 2010

002
001003004005

実車解説

長きにわたってシトロエンワークスを支えたクサーラの後継として開発されたC4。
市販車は2004年のパリサロンで初公開。流麗なクーペをベースにしたWRカーはそれに遅れること3年、2007年にデビューした。

キットカー時代からターマックでの圧倒的な強さを誇り、2001年にWRカーとして再デビューしたのちも ドライバー、セバスチャン・ローブが3年連続の個人タイトルを得るなど実に華々しい活躍を見せたクサーラの後継に相応しく、 デビューイヤーの2007年からラストイヤーの2010年シーズンまでC4は常にランキング争いのトップで在り続けた。
その後2011年にデビューするDS3 WRCと合わせて、ローブの9年連続ドライバーズ・チャンピオン獲得の立役者であったことは間違いようのない事実である。

そんな「最強マシン」シトロエンC4 WRCを2010年シーズン、自ら創設した個人チームで購入し走らせていたのが、 元スバルワールドラリーチームのファーストドライバー、ペター・ソルベルグ。
リーマンショックによるチームの撤退で自らのシートを失ったかつてのエースは、移籍先探しを余儀なくされたが見つからず、 2009年にノルウェーで「ペター・ソルベルグ・ワールドラリーチーム」を立ち上げた。

参戦初年度は05スペックのクサーラWRCで出場、旧型ながらもワークスに迫るタイムを叩き出し「ソルベルグここにあり!」という 印象を強烈にアピール。終盤2戦には08スペックのC4に乗り換えてWRCへの参戦を続けた。
そして2010年、09スペックのC4を投入し、満を持して全戦に参戦。
最新スペックとはいかないものの、新たなコ・ドライバーにクリス・パターソンを迎えて全13戦中9戦で表彰台入り。ドライバーズランキング3位をものにした。

とりわけ2年ぶりの開催となったラリージャパンでは首位争いを演じ、ワークスC4駆るオジエに次ぐ2位入賞。 かつてのスバルの地元…第2の故郷とも言うべきこの一戦でプライベーターながら7本のSS一番時計を叩き出した活躍ぶりは 日本の熱心なペターファンにとって大きな感動を与えたのである。

作品解説

2010年、2年ぶりに開催されたラリージャパン。北海道の地に、大学4年生の私も立っていました。
しかし、そこには2年前に見たはずの日本メーカーの姿は一切ありませんでした…。

この年のWRCはF1から転向していたキミ・ライコネンのC4が大きな注目を集めていましたが、いちラリーファンの目により鮮烈な印象を残したのが黄色と赤色に塗られたペター・ソルベルグのC4です。スバルのシートを突如追われたペターの活躍は、ファンにとっての大きな希望だったように思います。

2015年静岡ホビーショーのGARAGE24のお題が「黄色い車」と決まったこともありますが、やはりそのような理由で強く心に残っていたことも製作意図のひとつです。特にスバルファンでもペターのファンでもなかった私ですが、ジャパンレンタカーのタイアップキャンペーンで直筆サインカードが貰えたんですよね。
実際にサービスパークに見学に行くと、個人チームなのにもかかわらず大変向上心に燃えるチームだったというか、ワークスチーム以上の熱を感じまして…。今でも大切にしています。

009006007008

さて、そのペターC4を再現するにあたってベースとなったのはエレールのキットです。デカールはスタジオ27。
元キットはターマック仕様ですが、ルネサンスのグラベルキットを組み込んで足回りを再現しています。
しかし、ある時期からカルトグラフ製ではなくなったスタジオ27のデカールは発色は良いものの、非常に硬く扱いにくくルーフ部分の貼り付けに難儀しました。

諸々あってきれいに貼ったデカールをダメにしてしまい(汗)塗装で再現しなおしています。

展示会出品歴

2014年7月 第11回柏崎模型展
2014月8月 第2回関西オートモデラーの集い